レギュラー vs ハイオク燃費の比較!歴代の愛車で検証してみた



後輩のS君のプリウスで、ガソリンを入れようとセルフスタンドに寄った時の話です。

S君:「この車、本当はレギュラーなんですが今日はハイオク入れちゃいます。燃費が良くなるなら、リッター10円位の値段の差は取り返せるかもっ。」

私:「いや、そのハイオクのボタン押すのちょっと待った!」

ガソリンスタンドのノブ
S君は、レギュラーとハイオクの燃費の比較を試してみたくなった様です。でも、指定されているレギュラーガソリンよりも、ハイオクのほうが燃費が良くなるのでしょうか?

今回は、燃費に良いガソリンを選ぶための基本を分かりやすく書いてみます。実際に燃費の比較をした検証結果もご紹介します。


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基本はエンジンとの組み合わせ

まずは、レギュラーとハイオクの燃費比較表です。我が家の歴代の愛車で検証した結果です。

エンジンの仕様入れるガソリン燃費
レギュラー仕様レギュラー変わらない
ハイオク変わらない
ハイオク仕様レギュラー悪くなる
ハイオク変わらない
もちろん例外も考えられますが、ザックリこうなることが多いでしょう。結果的に「指定以外のガソリン」を入れても燃費が改善されることはありませんでした。

表を見ていただくと分かる通り、レギュラー仕様車にハイオクを入れても燃費が良くなっていません。ちょっと意外かもしれませんね? 私もずっと前は良くなると思っていました(笑)。


では、なぜそうなるのか。理解を深めるためにエンジンの基本に少し触れておきます。

エンジンには「レギュラー仕様のエンジン」と「ハイオク仕様のエンジン」の2種類のエンジンがあります。そして、ガソリンにもレギュラーとハイオクの2種類あります。

基本は、

  • レギュラー仕様 ⇒ レギュラーガソリン
  • ハイオク仕様 ⇒ ハイオクタンガソリン
この組み合わせです。

もともと、ドライバーが自分の意志でレギュラーやハイオクを選択するものではありません。エンジンの仕様で、はじめから決まっているのです。

つまり、指定されているガソリンが、その車でもっとも燃費が良いガソリンということになります。

セルフのガソリンスタンドで給油しているところ
注意したいのは、ハイオク仕様車にレギュラーを入れた場合です。燃費は少し悪くなるはずです。

燃費悪化の原因は、ノッキングと呼ばれるガソリンの異常燃焼がほとんどです。これはノックセンサーの働きである程度は防げますが、勢いよく加速したりすると起こりえます。


ノッキングとノックセンサー

エンジンは、ガソリンを燃焼させることにより力を出しています。ただ燃料との相性が悪いと、燃え始めるタイミングがずれて異常燃焼を起こすことがあります。これがノッキングです。

アクセルを踏み込むと、エンジンから「カリッ」とか「カリカリッ」とか音がすることがあります。その音が、ノッキングの音です。異常燃焼を起こしている証拠です。

3代目プリウスのエンジンルーム
これを防ぐために考えられたのがノックセンサーです。センサーは、ノッキングを防ぐ目的でエンジンに取り付けられていています。

ノックセンサーはノッキングを検知すると、すかさずエンジンを制御してノッキングを防ぐ働きをします。頭が下がるくらい賢いのです(笑)。

ノッキング(異常燃焼)については、その原理をやさしく解説している記事があります。

レギュラーとハイオクの違い!アニメの動きでサクッとわかる

レギュラーとハイオクの違いを含めてサクサク分かりますので、ぜひお立ち寄りください。




例外もある?

セルフのガソリンスタンドで給油しているところ
私はこれまでに、マイカーや社用車を20台程度乗り比べてきました。そんなこともあって、燃費の比較もたくさんしてきました。そして分かったのは「燃費が良くなるかどうかはわからない」ということでした。

先程書いたように、基本的にはエンジンの仕様とガソリンの種類の組み合わせが基本です。ただ、例外もあります。

レギュラーとハイオクの種類を変えると「良くなるのか?悪くなるのか?」S君のこの質問に答えるとしたら、

「良くなることも、悪くなることもあるんだよね!」

とこうなります。

例外については、考えられることが多すぎて一筋縄ではいきません。引き続き、実際の具体例を見て考えてみましょう。


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実際に比較した結果

ガソリンスタンドのノズル
実際に、先程の基本とは違う組み合わせでガソリンを入れてみた例をあげてみます。

  • ブルーバード ・・・ 良くなった
  • ローレル ・・・・・ 悪くなった
  • セドリック ・・・・ 悪くなった
  • プリウス ・・・・・ 変わらず
この中から、良くなった例、悪くなった例、そして変わらなかった例を順にご紹介します。


燃費比較の表現について

以後の燃費比較については、リッターあたりの「走行距離ベース」でザックリ表現します。

例としては、

  • 10km/リッター ⇒ 12km/リッター
  • 2割良くなった

  • 10km/リッター ⇒ 09km/リッター
  • 1割悪くなった
こう表します。

金額ベースで考える時は、1割高いハイオクを「入れるべきか」または「入れざるべきか」を考慮してください。




1. ハイオクで良くなった例

レギュラー仕様のエンジンに、ハイオクガソリンを入れて燃費が良くなった例です。


日産ブルーバード
日産ブルーバード
今思えば、私の初めてマイカーです。懐かしー!走る化石みたいでしょ(笑)。25年位前のブルーバードでかなり古い車です。なぜだかこの時は、レギュラーと比較して良くなりました。

車種ブルーバード
エンジンレギュラー仕様
使用ガソリンハイオク
車の調子ノッキング気味
燃費比較2割 良くなった
注目点は、エンジンからカリカリ音がするノッキング気味だったことです。ノッキングが起きるってことは、本来の調子ではなく燃費が悪くなることがほとんどです。

このノッキングが、ハイオクを入れることによって随分解消されました。結果的に、レギュラーガソリンと比較すると燃費が伸びることにつながったみたいです。

現在の車はノッキングセンサーが優秀なので、ノッキングが起こることはまれだと思います。ただし、アクセルをグッと踏み込んだ時などに「カリカリカリ」って音がする車の場合は、やってみる価値があるかもしれません。



2. レギュラーで 悪くなった例

今度は逆に、ハイオク仕様の車にレギュラーを入れて燃費が悪くなった例です。


日産ローレル
日産ローレル
20年位前に、初めて新車で買ったローレルです。買ったはいいが「ガソリン代がキツーイ!」ってことで、レギュラーガソリンを入れてみました。

車種ローレル
エンジンハイオク仕様
使用ガソリンレギュラー
車の調子快調
燃費比較1割ちょい 悪くなった
結果は残念ながら燃費は悪化しました。ハイオクと比較して1割ちょいだったかな。ハイオクの状態を車が記憶していると聞いていましたので、しばらく試しました。それでも結果は同じでした。


日産グロリア
日産グロリア
続けて、身内から引き継いだグロリアです。セドリックと兄弟分の車ですね。

車種グロリア
エンジンハイオク仕様
使用ガソリンレギュラー
車の調子快調
燃費比較2割 悪くなった
この頃はガソリンが超〜値上がりしてました! ハイオクだとリッター180円とかでしたので、1万円札でも満タンに出来ませんでした(スタンドで唖然としちゃいました)。

さすがにキツ!ってことで、すがる思いでレギュラーガソリンを入れてみました。が、これまた残念な結果に。

2割も悪くなったら、レギュラーを入れたら逆にお財布に良くありません。グロリアっていい車でしたけど「リッター5㎞とか なんとかして〜!」って感じでした。

結局、この時のガソリン代のキツさが燃費が良い車へのあこがれに変わっていきます。そして今はプリウスに乗っています。



3. ハイオクで 変わらなかった例

レギュラー仕様にハイオクガソリンを入れて、燃費が変わらなかった例です。


トヨタ プリウス
愛車の3代目プリウス(前期)
現在の我が家の愛車プリウスです。今は快調ですが、購入後1年位まではなんだかんだとトラブルがありました。

その中のひとつがエンジンのカリカリ音。過去の経験からてっきりノッキングと思い、ハイオクガソリンを入れてみました。結果は変わらず(期待してたのに)!

後日、カリカリ音はエンジンの化粧板からの異音で、ノッキングではなかったことが分かりました。


とにかくプリウスでは、ガソリンを変えても燃費は改善なしでした。


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まとめ

ハイオクガソリンを入れているところ
ガソリンの大手販売会社は、レギュラー仕様でもハイオクガソリンを勧めている所もあります。エンジンを綺麗にする洗浄剤が配合されているのでエンジンに優しいそうです。その結果燃費がよくなるとか。

ただリッター10円は違うので、その差額で添加剤を入れても同じかもしれません。

さて、おさらいです。

  • 基本は指定ガソリンがベスト
  • ガソリンの種類を変えると悪くなることが多い
  • ただ例外もある
以上です。


どうしてレギュラーとハイオクの燃費が、こんなに変わってしまうのか? それには、2つのガソリンの違いを知るだけで理解が深まります。本文中でもご紹介しましたが、詳しい記事はこちらです。

レギュラーとハイオクの違い!アニメの動きでサクッとわかる

ガソリンの、レギュラーとハイオクの違いをアニメーションで分かりやすく解説しています。






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