プリウスのバッテリー寿命!30系の駆動用はどれくらい?
最近、30系プリウスの中古車がたくさん出回ってきました。そんな関係なのか、こんな質問を良くされるようになりました。
「プリウスのバッテリー寿命ってどれくらいなの?」
その気持わかります! だって買ってすぐにバッテリー交換なんて、なんとしても避けたいですからね。プリウス歴6年の私としては、その疑問にきっちり答えなければいけません。
そんな訳で、30系プリウスの「駆動用バッテリーの寿命」についてガッチリ調べました。行きつけのトヨタディーラーやプリウス仲間に協力してもらっています。
あわせて、我が家のプリウスのバッテリー状態もご紹介します。6年目で走行距離は8万キロを超えています。
駆動用バッテリーの交換例
駆動用バッテリーを、実際に交換した例をまとめてみました。
走行距離 | 年数 |
---|---|
265,000㎞ | 5年 |
248,000㎞ | 5年 |
201,000㎞ | 5年 |
200,000㎞ | 4年 |
178,000㎞ | 6年 |
98,000㎞ | 5年 |
ただ、このデータはバッテリーを交換したデータだけを集めています。逆に言えば、交換なしで快調に走っているプリウスが沢山あると言えます。
実際に、行きつけのディラー情報では20万キロ以上でも快調に走っているプリウスが続々と出てきているようです。
どんなデータにも例外は付き物です。なので極端なものを削除すると、走行距離は 20万キロが目安と言えるでしょう。これって1代目・2代目のプリウスと比べるとなかなか優秀じゃないですか? 10万キロも乗れば元は取れますから。
プリウス開発者の発言をみてみると「クルマの寿命 ≒ 駆動用バッテリーの寿命」となるように設計されているようです。
つまり駆動用バッテリーと比べて、
- エンジンの寿命が先か?
- サスペンションの寿命が先か?
と、それくらいは長持ちするように考えられているんですね。普通に考えても10年も乗ればあちこちガタが出てくる訳ですから、この辺りを目安にすればいいと思います。
「君子危うきに近寄らず」であれば、年数が古いものは避けた方が無難かもしれません。
我が家は快調(6年目で80,000㎞)
6年目で80,000㎞を超えた我が家のプリウスはと言うと ...
結論から言えば快調です。
バッテリーがおかしくなる場合は、前兆として以下の様な症状が出てくるようです。
- 燃費の悪化
- 放電・充電が早い
- EV走行距離が短い
幸いなことに我が家ではこんな症状もなく、新車の頃となんら変わりありません。
駆動用バッテリーは、補機バッテリーと違って突然交換しないといけない状況になることは少ないようです。なので、我が家はしばらくは大丈夫かなと思っています。
ちなみに、走行距離が20万キロに迫るプリウス仲間の数人に聞いてみても、前兆はまったくないとのこと。走行距離が原因で起こるトラブルは、思ったよりも少ないと感じます。
バッテリーの寿命が心配なら、5年車検前のプリウスを選ぶのもありです。5年車検(2回目の車検)と同時であれば、トヨタの保証がつくしプランに入れますからね。
そんな駆動用バッテリーの交換費用については、こちらをどうぞ! 保険のことまで書いています。