プリウスのヘッドライト交換?30系ハロゲンバルブの選び方!
「ヘッドライトを明るく白くしたいっ!」そんな訳で、プリウスのハロゲンバルブについて調べまくったことがあります。純正のハロゲンライトは、なんだか黄色くて明るくないですからね。
オシャレな色に変えて明るくしたいと思ったら、純正以外のバルブ交換しかありません。
そんな時に、頼れるプリウス仲間にバルブの知識を聞いてみたら思ったより奥が深い! その時感じたのは、バルブ1つでも注意点があるってことでした。特に30系プリウスはちょっと特別です。
今回は、30系プリウスのハロゲンバルブを交換する時の注意点と選び方です。
ハロゲンバルブは寿命に注意
純正以外のハロゲンバルブを選ぶ時には、少しだけ注意が必要です。プリウスの30系は、12V系の電圧が高めですから。
プリウス乗りには結構知られていますが、12V系の電圧が14V程度あっても普通です。電圧が高めなことがハロゲンバルブの寿命に、大きく関わってきます。
多くのハロゲンバルブは12Vで設計されていて、14V以上の電圧がかかるのはバルブ君としては想定外なんですね。
電圧が高めだから、その分流れる電流も多くなって輝度的には明るくなります。明るくなるのは嬉しいのですが、その引き換えにバルブの寿命が短くなってしまいます。
明るさ重視か? 寿命重視か?
あなたが、プリウスのハロゲンバルブの交換を検討されているとします。この時、明るさと寿命の2つの面から考えると選択肢は2つです。
- バルブの明るさを重視する
寿命は比較的短くなります。 - バルブの寿命を重視する
明るさはあまり期待出来ません。
もちろん明るくて寿命が長いバルブがあれば、それに越した事はないのですが、なかなかそうは行かないようです。
ある国内大手メーカーの開発担当の方と話をする機会が合ったのですが、その時にこんなことを言われたのが印象的でした。
- 明るさに振ると寿命が短くなる
- 寿命に振ると明るく出来ない
技術的には当たり前のことですね。
ハロゲンバルブの 具体的な選び方
国内で、有名なメーカーのひとつであるPIAAの製品を例にとって見てみます。以下の2つは、30系プリウスに適合しているロービームのバルブです。
- アストラルホワイト4600 HW110
高効率タイプで明るいが寿命が短い。 - スーパーロングライフ4500 HV110
寿命が長いが明るさは高効率より劣る。
同じメーカーでも、性格の違った2つのタイプのハロゲンバルブが用意されています。
アストラルホワイト4600 HW110
アストラルホワイトは明るさを優先しています。少し前は、この製品をプリウスで使う時には電圧を落とす装置を一緒に使う事がPIAAでも推奨されていました。
具体的には、DC/DCコンバーターを付けて電圧を落としてから使って下さいってことだったんですね。
でもこのコンバーターなんですが、今はもうPIAAでは売っていません。その為コンバーター推奨の注書きは、すでに外されています。結局、現状ではそのまま使うしかない様です。
そして交換した際には、バルブが切れた時の為に予備のバルブをプリウスに入れておくことをお勧めします。
スーパーロングライフ4500 HV110
スーパーロングライフはその名の通り寿命優先ですね。PIAAも寿命が2倍って宣伝してますから、おそらく間違い無いでしょう。
その代わり明るさは少しだけ我慢してね!ってことなんだと思います。それでも純正のハロゲンバルブに比べたら、明るくなるんですから良い商品ですね。もちろん車検にも対応しています。
PIAA以外の製品でもこの理屈は同じです。なのでハロゲンバルブの明るさと寿命を、どちらをどれくらい優先するかでバルブ選びをすることになります。
私としては、スーパーロングライフみたいな寿命に振ったバルブをおすすめします。
もしヘッドライトの片方だけ切れてしまうと、対向車からバイクと間違われてしまったりして、危険な状態で走らなければなりませんから。バルブが切れてしまった時のことを考えると、石橋を叩いて渡らざるをえません。
それでも明るくしたいなら、ハロゲンではなくHIDなんかの別の選択肢をチョイスすべきだと私は考えます。
最近では、ハイブリッド車対応!の文字が製品説明に入っているバルブもあります。そんなバルブだと、電圧の許容範囲が表示されているものもありますから参考にされると良いと思います。
少なくとも、バッテリーの電圧が高めな車を意識した製品になっているはずですから。この記事の他にもプリウスや車関係のことをなんだかんだ書いてます。ぜひ見ていって下さい。