プリウスとアクアならどっち?衝突安全性なら断然こっち!

プリウスに乗り始めて6年目です。最近、街を走るアクアがどうしても気になって仕方がありません。だってプリウスとアクアの売れ筋であるSグレード同士を比べると、アクアの方が50万くらい安いんですから!

そう思ってよく調べてみると、プリウスとアクアでは衝突安全性に違いがあることが分かりました。つまり、エアバックなどの安全対策に大きな差があるわけです。

プリウスとアクアならどっち?

そんな「どっち?」を決めるために、安全対策に視点を置いてガツンと比較してみました。

横から衝突されたら どっちが安全?

プリウスとアクアが決定的に違うのは、側面衝突された時の安全性です。ぜひ落ち着いて次の実験動画を見て下さい。

まずはプリウスから。側面衝突の直後に頭の横に装着されているエアバッグが開くことに注目です。

追突された瞬間、間髪入れずにエアバッグが開き、ドライバーの頭にかかる衝撃を和らげています。これは「カーテンシールドエアバッグ」と言って、横からの衝突の緩和に大きな威力を発揮します。

また5秒〜7秒あたりで、後部座席にもカーテンエアバッグが広がっているのが見えたでしょうか? 感心するほど良くできています。現在使われている衝突安全システムの中では、ほぼ最高水準のエアバッグシステムでしょう。

さらにこの動画では見ることが出来ませんが、側面衝突と同時に脇腹や腰なんかを守る「サイドエアバッグ」も作動しているはずです。

続いてアクアです。

残念ながら、このアクアにはカーテンシールドエアバッグやサイドエアバッグは装着されていません。かなり衝撃的な映像です。

カーテンシールドエアバッグがないために、マネキンの頭は天井の横に打ち付けられています。もし自分が乗っていたらと想像するだけで、背筋が凍る思いがします。

もちろん、カーテンシールドエアバッグやサイドエアバッグが付いていない車も多く存在します。私が数十年乗ってきた歴代の営業車にも付いていませんでした。

ただ、安全性が高い車を選ぶことができる環境なら、そちらを選ぶべきでしょう。

こんなことから「側面からの衝突安全性はどっち?」を考えるとプリウスがおすすめです。

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正面から衝突したら どっちが安全?

先程の様に側面からの衝突ではなく、正面から衝突してしまったらどうか? これまた怖いですね。

ここもプリウスから。

こんなにひどく衝突しても、エアバッグで運転席助手席とも衝撃から守られています。文明の利器って素晴らしいですね。

そしてアクア。

こちらも派手にやってます。が、プリウスと同様にきちんと運転席助手席とも守られています。まあ、これについてはほとんどの車で標準装備になってるので問題はありませんね。

少し気になるのはアクアの方が小さいだけに、フロントの潰れ具合が大きい気がします。ただ潰れただけ衝撃を吸収している訳ですから、問題はないと判断できると思います。

そんな訳で、「前方からの衝撃」に対しては、どっちもどっちです。

総合的な衝突安全性ならプリウス

高速を走るプリウス

これまで見てきたように、エアバッグに関する標準装備では断然プリウスが有利です。あなた自信はもちろん、あなたの大切な家族もいっしょに乗せて走る訳ですから安全に越したことはありません。

頭の横の「カーテンシールドエアバッグ」や、腰の横の「サイドエアバッグ」は助手席側でも作動します。この1点だけでもプリウスを選択する価値はあるでしょう。

アクアファンにも選択肢は残されています。アクアでもメーカーオプションを選択すれば、カーテンサイドのエアバッグが取り付けられますから。

ただ、メーカーオプションですから新車購入時に選択しないと付けられません。購入後中古車では取り付け不可です。

あわせて、プリウスと同じ快適さを求めるなら、スマートキーやオーディオ等のオプションもさらに必要になります。もろもろ計算するとと価格は上がってしまって、プリウスとアクアの実質的な価格差は20万台に縮まってしまうかもしれません。

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さいごに

30系プリウス前期のフロントマスク

今回は、プリウスとアクアの衝突安全性について見てきました。

まとめると、

  • 「側面からの衝突安全性」を考えるとプリウス
  • 「前方からの衝撃」に対しては どっちもどっち
  • 「総合的な衝突安全性」ならプリウス

こうなりました。

そして最大の安全装置は、安全運転ということも忘れてはいけません。「急いていたから」とか「ムッとしたから」とか、些細な理由で人は運転が荒くなりがちです。

私も「自分の運転」や「運転に対する心構え」を、日頃から見つめていきたいと思います。

プリウスの安全性にはまだまだ課題があります。後方視界の悪さヘッドライトの暗さ(前期)などなど。

そんなこんなを書いた記事がありますので、ぜひ参考にして下さい。

なんでも