車のスマートキーとは!そもそも話やキーレスとの違い&仕組みについて



車のスマートキーは、一般的なものになりました。とは言っても「スマートキーについて説明できますか?」と聞かれたら、迷わず「はい」と答えられる方は少ないでしょう。

車の購入でも、オプションやグレードを選択するには「スマートキーの知識」がなければ良い判断ができません。


我が家のプリウスもスマートキーですが、使い始めてすでに8年が経ちました。そして毎日のように使っている中で、大事なことが分かってきました。

それは、スマートキーを使うなら「知っておきべきことがある」ということです。


今回は、スマートキーのことをよく理解していただくためにも「そもそもスマートキーとは?」の話から「キーレス(従来のリモコン付きキー)との違い」などをご説明します。

あわせて「スマートキーの仕組み」についても見ていきましょう。動きを知れば、スマートキーをより使いこなせるはずです。


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そもそも スマートキーとは?

まずは、スマートキーの外見から。


これはトヨタの例ですが、だいたいこんな格好をしています。

このスマートキーには、たくさんの機能が詰まっているんです。しかも実にお利口さんな鍵なので、その名の通りスマートな操作が可能になっています。

そこで、本質的な質問です。

そもそも、スマートキーの「スマート」とは、どんな意味なのでしょう

例えば、

  • 細身でスラリとしているから?
  • オシャレで洗練されているから?
いえいえ、どちらも違います。

この場合のスマートは「かしこい」という意味なんです。

つまり、スマートキーを直訳すれば「かしこい鍵」ということになります。もしできれば便利だな!と思うようなことを賢く実現してくれる鍵がスマートキーです。

ちなみにスマートフォンのスマートも、同じく賢いという意味で使われています。これも表現したいことは一緒です。

ここまでは、ご存じの方も多いのかもしれません。


ではスマートキーと、以前からある「キーレスとの違い」はどんなところでしょうか?

キーレスとは

一般的にキーレスとは「キーレスエントリーシステム」などの略。ドアの鍵穴にキーを差し込まなくても、鍵のリモコンボタンでドアをロックしたりアンロックしたりできる仕組みのことを指します。

要するに、キーレス(鍵穴にキーがない状態)でも、ドアを開けて乗る(エントリーする)ことができるために「キーレス」という愛称で呼ばれています。スマートキーが復旧する前から、幅広い車種に採用されています。


この質問に、サクサクと答えられるなら、かなりお詳しい方でしょう。実践的な知識も必要ですから。

とはいえ「スマートキーとキーレスの違い」は、車選びには欠かせない情報です。ここはあせらず、次の章でゆっくりご説明したいと思います。




スマートキーと キーレスの違い

スマートキーとキーレスの違いを知っていただくために、車を運転する前後の「キー操作」を表にまとめてみました。

「キーを触る必要があるのか?」という視点で見てください。

 スマートキーキーレス
ドアのアンロックドアノブに触れる
(またはドアノブのボタンを押す)
キーのリモコンボタンを押す
エンジン
始動
スタートボタンを押すキーを差し込んで回す
運転中の鍵ポケットまたは鞄鍵穴に差したまま
エンジン
停止
スタートボタンを押すキーを回して抜き取る
ドアロックドアノブに触れる
(またはドアノブのボタンを押す)
キーのリモコンボタンを押す
結果は、次の通りです。

  • スマートキーは触る必要なし
  • 基本的に鍵を触る必要はありません。ポケットや鞄の中に入れたままでOKです。ただ状況により、リモコンボタンでロックやアンロックもできます。

  • キーレスは触る必要あり
  • 鍵を触る必要があります。鍵に付いているリモコンのボタンを押したり、鍵を差し込んで回したりしないと操作ができませんから。

車に乗り込む状況はさまざまですが、スマートキーの方がなにかと便利なのは言うまでもありません。手にいっぱいの荷物を持っている時などは、なおさらです。

さらには運転するメンバーに、女性が含まれている場合は考慮が必要です。男性と違って、女性ならではの目線がありますから。


女性には 特に好評なスマートキー

家内の感想は「服のポケットが少ない女性でも 鞄に鍵を入れたまま便利に使える」と高評価です。

それどころか多くの女性は、ポケットがある服だとしても「車や家の鍵束で ポケットが膨らむことが許せない」とのこと。どうやら、利便性とあわせてファッション的な見た目にも貢献しているようです。



ちなみに我が家のプリウスは、暗い駐車場などで近づくとルームランプがふわっと点灯します。スマートキーの接近をプリウスが認識しているからです。ささいなことですが「主人を分かっているんだな」と男的には愛着がわいてしまいます(笑)。


さて、ここまでスマートキーの良さをお伝えして来ましたが、いったいどんな仕組みで動作しているのでしょうか? この仕組を理解しておけば、スマートキーを使いこなす基礎になるはずです。

引き続き見ていきましょう。


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スマートキーの仕組み

スマートキー対応車には、スマートキーと通信をするための「電波を送ったり受けたりする装置」が、いくつかの場所に内蔵されています。

例えば、このドアハンドルの中にもです。



同じく、スマートキーにも「電波を送ったり受けたりする装置」が内蔵されています。


具体的には、スマートキーの中にあるこんな部品に入っています。これは、我が家のプリウスで使っているキーの中身です。


スマートキー対応車は、こんな装置を使って「自分のキーが近くにあるか? ないか?」を常に把握しています。なぜなら、自分のキーが近くにある時にだけ、車の操作を可能にするためです。

つまり、スマートキーシステムは「電波を使って鍵の位置を知る」ことにより、車の操作を制御しているのです。これが、スマートキーの仕組みです。


こんな仕組みで車が動かせるなんて、驚きではありませんか? でも、仕組みの特徴を知れば、驚きを納得に変えられます。

仕組みの特徴は、次の3つです。

  1. 車は電波を出し続けている
  2. 通信は双方向である
  3. 電波は暗号化されている
それぞれを、分かりやすくご説明します。



1. 車は電波を出し続けている

車は自分のスマートキーに対して「おーい、近くにいる?」と電波を使って、常に話しかけています。


というのも、スマートキーから先に話しかけることはないからです。そのため、いつも車の方から「いる?いるかなー?」と、電波を出し続けて返事を待っているのです。

※ キーに付いている「ドアロック解除等のリモコンボタン」を押した時は、スマートキーから先に電波を出します。これはドライバーがアクションを起こしているので例外です。



2. 通信は双方向である

スマートキーは、車からの電波をキャッチすると「はい、ここにいます!」と返事をします。すると車は「自分のスマートキーからの返事」と確認できた時だけ車の操作を許可します。


つまり車とスマートキーは、電話の会話みたいな双方向の通信をすることにより、お互いを確認している訳です。ドライバーがスマートキーを持って車の近くに行くだけで、ドアノブを触ってロック解除ができるのはこのためです。



3. 電波は暗号化されている

ここで心配になるのは、車とスマートキーが話している「内容を盗聴されるのではないか?」ということです。内容が分かってしまえば「電話でのオレオレ詐欺」のように車がだまされてしまうことも考えられます。

ただ、この心配は必要ありません。なぜなら「車とスマートキーのやり取りは暗号化されている」からです。


つまり、何かしらの方法で話し声を聞かれたとしても内容は解読できません。良かった、これで安心ですね。


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さいごに


私が車に乗り始めた30年前から考えると、車は驚くほどに進化しました。今回取り上げたスマートキーもそうです。ただ便利さだけにうつつを抜かしていると、人の賢さが失われていくような気がします。

そうならないように、せめて「便利さの仕組みだけは知っていおきたい」と感じる今日このごろです。


最後に、今回の内容を軽くまとめておきます。

スマートキーのスマートーは「賢い」という意味でした。日本語はやはり面白いですね。

そして、スマートキーとキーレスの違いも見てきました。繰り返しますが、操作の違いは次の通りです。

  • スマートキーは触る必要なし
  • キーレスは触る必要あり
便利な時代になりました。


さらに、スマートキーの仕組みについて。

  • 車は電波を出し続けている
  • 通信は双方向である
  • 電波は暗号化されている
このように、スマートキーシステムは「電波を使って鍵の位置を知る」ことにより、車の操作を制御しています。

今回の記事が、車選びの参考になれば嬉しく思います。






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