【2023年】四万十川のうなぎ屋・名店8選!天然養殖の食べ比べも

2014年7月9日

2023年7月7日追記

四万十川沿いの鰻屋さん情報、2023年7月にデータを追記しました。

四国の高知にいったら、四万十川産のうなぎを食べたいものです。時期が合えば天然うなぎもいいですね。四万十川の天然うなぎの猟期は4月から9月だそうです。この時期だったら、天然うなぎが食べられます。養殖でしたら、もちろん年中食べられます。

物産館サンリバー四万十の外観

四万十川沿いには「うなぎの名店」がいくつもあります。でも「どんなお店がいいの?」と、迷ってしまうことでしょう。私も以前はそうでした(笑)。今回は、そんな方のために四万十川沿いにある「うなぎが食べられる名店」をご紹介します。

うなぎ屋さん 名店一覧表

まず、今回ご紹介する「うなぎ屋さんについての情報」をざっくりとご案内します。お店の順番は、四万十川の南の方から北の方へ向かって並べています。個性的で魅力があるお店ばかりなので、ぜひじっくり見ていってください。

店名&説明へのリンクひと言コメント
四万十屋
四万十屋の外観
1967年創業の老舗。天然うなぎと養殖うなぎの食べ比べができます。縁側にあるテラス席や40〜50席ある広い座敷が魅力。
季節料理たにぐち
季節料理たにぐちの外観
四国のいろんな季節料理を堪能なさりたい方には、うってつけのお店。うなぎはもちろん「カツオの塩叩き」や「野鳥のヒヨドリ」なども有名です。
こいちご飯
こいちご飯の外観
2021年3月にオープンした比較的新しい鰻屋さん。ウッド調の店内が落ち着けます。
さこや
さこやの外観
朝の8時から元気に営業を開始されています。モーニングが安くて美味しいので地元の方にも人気です。
いわき食堂
いわき食堂の外観
奥の座敷から眺める四万十川がいい。四万十川で採れたテナガエビの素揚げや日替わり定食に高い評価のコメントが多数見受けられます。
とおわ食堂
とおわ食堂の外観
「道の駅四万十とおわ」にあるレストランです。時期が合えば「天然うなぎと養殖うなぎの食べ比べ重」があります。
うなきち
うなきちの外観
養鰻業の四万十うなぎの直営店。うなぎは天然ではなく養殖です。そのかわり他店より比較的リーズナブルです。
食堂であいの里
道の駅大正の出会いの里の外観
手軽に食べられる「チョビうな」というおにぎりや、石焼きビビンバ風の鰻が食べられます。軽くササッと、また珍しいうなぎの食べ方を堪能できます。

四万十川を下流から上流までドライブしても、1時間くらいでまわれます。ただ、場所によっては道が狭いところがあるのでお気を付けください。それでは、観光がてらにお気に入りのお店を探していきましょう。

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【四万十屋】天然養殖食べ比べ

うなぎの四万十屋の外観

四万十川の下流に位置する四万十屋。1967年創業の老舗です。食事処は2階にあります。ここの良さは40〜50席ある広い座敷とテラスで、子供連れでもゆったり出来ます。縁側にあるテラス席に座ると、自然の風がいい感じ。目の前の四万十川と大自然に癒やされます。

四万十屋のテラス席からみる四万十川

めったにない機会なので「天然と養殖を食べ比べ」をしてみました。

まずは、天然のうな重。

うなぎの蒲焼定食(天然)2014年当時4,100円

天然は、身は薄いが引き締まっていて程よい歯ごたえ。マグロで言えば噛むほどに深い味が楽しめる赤身かな。型が小さいだけに数が多く乗っています。もちろん、時期によって脂の乗りなんかも変わってくるでしょうから、その時々のものを楽しめれば良いですね。

つぎは、養殖のうな重。

うなぎの蒲焼定食(養殖)2014年当時3,300円

養殖は、身も厚く柔らかい。マグロで言えば「口の中でとろける脂ののったトロ」のようです。なるほど、これはよく鰻屋さんで食べる美味しいうなぎです。脂が乗ったガッツリとしたうなぎを食べたいという方は、こちらがおすすめです。身も分厚いですしね。

最後は、天然のうなぎ丼。

うなぎ丼(天然)2014年当時2,950円

うな重みたいに、たくさんのうなぎは食べられないけれど「四万十鰻の味わいを堪能したいっ!」という方はこちらでも十分です。うなぎの量は少なくなりますが、私としてはこれでも満足だなと感じました。

予約は必要ありませんが、何しろ天然は自然が相手。当たり前ですが、取れない時は出せないそうです。スケジュールを組まれるなら、天然ありなしは電話で確認出来ますので、事前に連絡なさることをおすすめします。

メニュー金額(円)
うなぎの蒲焼定食(天然)5,850
うなぎの蒲焼定食(養殖)3,800
うなぎ丼(養殖)2,850
うな重(天然)5,600
うな重(養殖)3,550
四万十川まるごと定食(うなぎ・あゆ・ごり・川エビ)5,900
ころばし弁当(うなぎ・ごり・川エビ)1,380
公式サイト情報(2023年7月14日時点)
四万十屋詳細情報
TEL0880-36-2828
住所高知県四万十市山路2494−1

【季節料理たにぐち】四国料理も堪能

酒場放浪記で、吉田類さんも訪れた「季節料理 たにぐち」です。いかにも小料理屋さんという、たたずまいが素敵ですね。私の好みです。

他の店と同様に、その日に天然うなぎの在庫があるかどうかがわかりません。なので、当日食べられるかどうかは問い合わせをした方が良いです。

また、知らない食べものも「詳しく解説してくれるお姉さんの接客も素晴らしい」みたいなコメントが多いのも印象的です。

ここは、うなぎの他にも「カツオの塩叩き」や「野鳥のヒヨドリ」などが有名です。さらに「あおさのりの天ぷら」は、ここ季節料理たにぐちさんが発祥です。大将の谷口さんのお話によれば「あおさは元々脇役で 味噌汁とかに入れることが多かった」のを、メインの食材として「あおさの天ぷら」として開発なさったのが先代だったそうです。

そんなこんなで、四国のいろんな季節料理を堪能なさりたい方には、うってつけのお店です。

メニュー金額(円)
うな重(上)4,800
うな重2,500
うなぎ定食2,600
たたき定食1,400
あおさ天ぷら750
SNS情報(2022年7月時点)
季節料理たにぐち詳細情報
TEL0880-34-3388
住所高知県四万十市中村大橋通4-50

【こいちご飯】新規オープンで旨い

2021年3月に、四万十川支流の中筋川沿いにオープンした新しい鰻屋さんです。こぢんまりとした店の外観や、ウッド調の店内が落ち着けるようです。

「うなぎはカリッとした焼き加減が好みです」とかリクエストすると「快く対応してもらえて嬉しかった!」とのコメントもありました。お店が忙しくなさそうな時は、焼き具合を頼んでみても良いかもしれません。こんなところが新鮮ですよねぇ。

肝吸いは付いていませんが、価格は安めに設定されているようです。行列店になる前に、制覇しておいてはいかがでしょうか?

メニュー金額(円)
天然うなぎ蒲焼定食4,600
天然うな重4,600
天然うなぎ蒲焼4,300
漁師のまかない飯1,800
天然極ふうなぎ丼1,800
SNS情報(2022年10月時点)
こいちご飯詳細情報
TEL0880-31-9258
住所高知県四万十市山路446
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【さこや】朝からウナギ

こちらの「さこやさん」は、朝の8時から元気に営業を開始されています。モーニングが安くて美味しいので、地元の方にも人気のようです。お米も自家製の四万十産。なんと、追加でうなぎも食べられるとのこと。朝から元気が出そうです。

場所は、佐田の沈下橋付近です。屋形船も名物なので、時間があったら是非お楽しみください。屋形船で沈下橋の下をくぐりながら、船頭さんが面白い話を聞かせてくれます。

それから出川の充電さしてもらえませんか」で出川哲朗さんたちが立ち寄ったお店としても有名です。次のインスタは天然うな重ですが、う〜ん、見るからにボリュームがありますねぇ。

メニュー金額(円)
天然うなぎ蒲焼4,200
養殖うなぎ蒲焼2,900
天然うな重4,600
養殖うな重3,300
天然うなぎ蒲焼4,600
うなぎ蒲焼3,300
SNS情報(2023年3月時点)
さこや詳細情報
TEL0880-34-7786
住所高知県四万十市佐田2390

【いわき食堂】ボリュームある定食も

奥の座敷から眺める四万十川がいいそうです。うなぎよりも「四万十川で採れたテナガエビの素揚げ」や「ボリュームがある日替わり定食 700円」に高い評価のコメントが多数見受けられたのが印象的です。単品で3000円程度の鰻を頼むと、大きいものが期待できるとの経験談も載っていました。ここも、天然うなぎは前日までに予約を入れると確実です。

メニュー金額(円)
うなぎ蒲焼き時価
うな丼時価
うな丼定食時価
SNS情報(2022年8月時点)
いわき食堂詳細情報
TEL0880-52-1172
住所高知県四万十市西土佐津野川647−5
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【とおわ食堂】天然養殖食べ比べ重

とおわ食堂さんは「道の駅四万十とおわ」にあるレストランです。ここには、アウトドア感覚のウェットデッキ席があり、川沿いの風景が楽しみながら食事が楽しめるのでおすすめです。

とおわ食堂さんので注目なのは天然うなぎと養殖うなぎの食べ比べ重です。四万十川の天然うなぎと、四万十町産の養殖うなぎの両方が味わえます。

2021年ころから始まったメニューみたいですが、1つのお重で天然と養殖のうなぎが食べ比べできるのは魅力です。2021年11月時点では「天然うなぎと養殖うなぎの食べ比べ重 税込3980円」とちょっとお高めですが、天然・養殖の二つを頼んで比べるよりも、かなり手軽にお安く試せます。

それからチョット寄り道になりますが、道の駅とおわに2020年にオープンした「四万十川ジップライン」も人気です。四万十川上空を、ワイヤーロープ1本にぶら下がって空中散歩できます。川の向こうまで渡りきることができるのです。

お〜ぉ〜、怖そうですね。もしも、もしもですよ。「そのワイヤーが切れたりしたら、一体どうなってしまうんでしょう!」とか、万がいちもにも起こりえないことを考えて、ゾックゾクするのも楽しみのひとつです(笑)。遊園地のジェットコースターと同じような感覚ですね。四万十のうなぎを食べた後の腹ごなしとして、また四万十川の思い出づくりとしてご検討ください!

メニュー金額(円)
春の十和かご膳1,680
四万十の天然うな重時価
うな重(養殖)4,200
天然鮎の塩焼き1,000〜
天然うなぎと養殖うなぎの食べ比べ重時価
公式サイト情報(2023年4月19日時点)
とおわ食堂詳細情報
TEL0880-28-5421
住所高知県高岡郡四万十町十和川口

【うなきち】たたきや肝も味わえる

うなきちさんは、いままでの5件とは少し離れた東の方にあります。土佐くろしお鉄道の窪川駅の近く(徒歩で10分かからないくらい)です。10:00〜16:30(要確認)の通し営業です。

お店は養鰻業の四万十うなぎの直営店なので、うなぎは天然ではなく養殖です。そのかわり本業が鰻の養殖屋さん(四万十うなぎ)ということもあり、他店より比較的リーズナブルです。地元の方はうな丼と別注文でキモを食べる方も多いとの情報もありました。珍しい鰻のタタキもあります。

メニュー金額(円)
蒲焼定食(梅)2,980
蒲焼定食(竹)3,200
うなきち定食3,980
うなぎタタキ定食3,200
うまき定食1,800
鮎定食1,500
うな重(並)1,980
うな重(上)2,780
うなぎ卵丼1,500
うなぎ石焼(トルネード)1,350
蒲焼2,000
うなぎのタタキ2,300
うなぎの骨500
うなぎの肝500
SNS情報(2023年4月時点)
うなきち詳細情報
TEL0880-22-2138
住所高知県高岡郡四万十町本町1−1−14

【であいの里】おにぎりのチョビうな

ガッツリうなぎを食べるのではなく、もっと手軽にちょびっと食べるうなぎもあります。道の駅大正の「食堂であいの里」のチョビうなです。

300円くらいで、うなぎのおにぎりを食べられるなんて嬉しいですね。文字通りチョビっとですけど(笑)。今はもう値上がりしてるかなぁ。

「それでは あんまり少なすぎるぞっ」と感じる方は、うなぎの石焼混ぜご飯もあります。熱々に熱した鉄器に入っているうなぎの混ぜご飯です。石焼ビビンバを想像していただくと、わかりやすいと思います。

何やら昆布茶が一緒についてくるそうで、それをかけるとだし茶漬けのように食べられるとのことです。軽くササッと、珍しいうなぎの食べ方を堪能できるのがここの魅力ですね。

メニュー金額(円)
チョビうな(おにぎり)300〜
名物のうなぎの石焼まぜご飯1,000
うながば丼1,700
SNS情報(2023年5月時点)
食堂であいの里詳細情報
TEL0880-22-2138
住所高知県高岡郡四万十町大正17−1
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名店一覧表と まとめ

最後に、お店をまとめておきます。情報があるものにはリンクをはっています。タップまたはクリックすると、ホームページやGoogleMap、食べログなどの詳細情報を見ることができます。

店名(各章へジャンプ)公式サイトGoogle
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うなぎの蒲焼定食(天然)2014年当時4,100円
四万十屋のうな重(天然)

おすすめの食べ方は、やっぱり天然と養殖を食べ比べることです。片方だけだと味の感覚が曖昧になりますが、両方を味わうと「歯ざわり」や「脂の香り」などの違いを思いっきり堪能できます。

予算はそれなりに掛かりますが、それはそれで強く記憶に残ります(笑)。たぶん、一生の思い出になるでしょう。

また「四国に行って絶品うなぎを食べたい」と思っていても、時間がなかったり遠くて行けなかったり、という方は通販という方法もあります。

四万十川の広大な風景が映った YouTube でも見ながら「四万十川産のうなぎ」を食べてみるのも、おつなものです。

以上、四万十川のうなぎ情報でした。

2014年7月9日中国・四国