ドラム式洗濯機のカビ取り方法!しつこいカビに悩まされたら
ドラム式洗濯機のカビ取り ..悩まれていませんか? いろいろな方法を試してみても、取りきれないことってありますよね。
今度こそっと、気合を入れてやってみても ...
- カビや汚れのカスが 洗濯物に付く
- カビ臭い洗濯機に すぐ戻る
またか! カビって、しつこい (T_T)
こんなことの繰り返しでは、悩みの解決にはなりませんねぇ。我が家が初めて「洗濯槽のカビ掃除」をした時も、同じように困った状況でした。
これらが解決しないのは、洗濯槽の掃除をしても「カビが取りきれていない」ことが原因だと考えられます。
では、どうするのか?
それは「カビ取りの方法」を工夫するしかありません。カビを取りきってしまえば、先程の悩みも解決します。
今からご紹介する方法は、少し手間は掛かります。ですが「カビが取りきれない時」にはおすすめです。我が家はこの方法で、カビを撃退できました。
よく落ちる カビ取りの方法
ドラム式洗濯機のカビは、一度発生してしまうとなかなか取れません。特にドラム(洗濯槽)の裏側にカビが残っていると「黒や茶色のカス」が洗濯物に付くので、とてもやっかいです。
そんな時は「専用の洗濯槽クリーナー」と「お湯」を使ったカビ取りがおすすめです。
カビ取りのコツは、次の3つ。
- 専用の洗濯槽クリーナーを使う
- 洗浄時間は 半日程度かける
- 頑固なカビには お湯を入れる
「なんだ そんなことか」と、思われるかもしれません。ただ、それぞれに思わぬ「コツや注意点」がありますので、少し詳しく見てみましょう。
洗濯槽クリーナーは、洗濯機メーカーが指定している「専用の洗濯槽クリーナー(もしくは同等のもの)」を使用してください。専用品は比較的高価ですが、安い市販品(数百円のもの)より洗浄力が高くなっています。
おすすめは「パナソニックのドラム式専用クリーナー N-W2」です。今までの「N-W1」よりもコンパクトで安価です。
後日、専用クリーナーについて調べてみると、定番のものなら「成分はまったく同じ」ということが分かりました。メーカーにこだわることはありません。
次に、洗濯槽の洗浄には十分に時間を掛けること。ほとんどの専用クリーナーは、半日(10時間)程度の「漬け置き洗浄」で効果がでるように作られています。
洗濯機の機種によっては、3時間程度で槽洗浄が終わってしまうものもあるそうです。そんな場合は、途中で一時停止を利用して洗浄時間を伸ばさないといけません。その間、ドラム全体が常に洗剤で濡れていることも大切です。
そして、1回で取りきれないような「頑固なカビ」が付いてしまった場合には、お湯を使ってみてください。お湯には「洗浄力を高める効果」がありますから。この方法は、洗浄時間を短くしたい時にも有効です。
※ 最新の洗濯機では「お湯の槽洗浄コース」が用意されている機種もあります。説明書を確認してみましょう。
「そんな面倒なことを しないといけないの?」と、思われるかもしれません。ただ、しつこいカビや汚れには「しつこいくらいのお手入れ」が必要です。これは経験済みなので。
では早速、その手順を見ていきましょう。
お湯を使った カビ取りの手順
さて、いよいよ具体的なカビ取りの手順です。説明書のやり方とは、ちょっと違いますので注目してください。
- 排水フィルターの掃除
- 槽洗浄コースを選んでスタート
- 給水が始まったら一時停止
※ ここまでが通常の方法です。そして、ここでひと工夫! お湯を入れて、カビや汚れを取れやすくします。 - ドアを開けて お湯を入れる
- 洗濯槽クリーナーを投入
- ドアを閉めて再スタート
- 排水フィルターの掃除
手順は通常の方法とほぼ一緒ですが、槽洗浄の途中で「お湯を入れる」のがこの方法のポイントです。
お湯の熱さは、お風呂の温度(40℃)ぐらい。あまり熱すぎると、洗濯機が痛みますから注意が必要です。
お湯を入れる量は、ドアからこぼれない程度まで。ちょっと少なめでも、足りない分は自動的に給水されますから、さほど気にする必要はありません。
お湯を準備するには、お風呂が便利です。バスタブにお湯をためて、バケツで洗濯機に入れると手間が少なくなります。温度もちょうど良いので、一石二鳥です。
この時、ホースを使った「風呂水の給水」が出来れば便利なんですが、我が家では使えませんでした。きっと「綺麗な水で掃除してください」との理由からでしょう。
後は、洗濯機に任せるだけ。ただっ、それでも取りきれない時は、もう1回。我が家の2回目は、市販の安いクリーナーで済ませました。まる1日掛かりましたが、スッキリと綺麗になりました。
「どれだけ手間が掛かるんだ~」と、私も最初は思いました。ただ、ドラム式洗濯機は「カビや汚れが ひどくなる前に取る」のが基本です。少しお手入れをサボってしまったツケと諦めて、根気よくやるしかありません。
せっかく高いお金を払った洗濯機です。気持よく使えるまで頑張りましょう。同じ経験をした私も、応援しています(^_^)/
それから「カビ掃除を始める前の注意点」について、引き続き見ておきましょう。
カビ取り前の 注意点
カビ取りを初める前に、注意しておきたいことがあります。
- カビが多い時には 酸素系クリーナーを使わない
- まず 排水フィルターを掃除する
- 風呂水ホースも洗う時は N-W1を使う
この3つです。
「カビがたくさん付いている」と思われる場合には、特に「専用の槽洗浄クリーナー(塩素系)」の使用をおすすめします。なぜなら専用クリーナーは「カビを溶かす効果」があるので、排水が詰まりくいためです。
一方、酸素系のクリーナー(漂白剤など)では、カビはあまり溶けずにはがれます。なので、排水口が詰まったり、センサーなどにカビが張り付いたりして故障の原因にもなります。
どうしても使う場合は、洗浄の途中で「網ですくう」などの工夫が必要でしょう。したがって、途中でドアが開かない機種(水平ドラム式など)は、塩素系が無難です。
次に、事前に排水フィルターの掃除をしておくこと。洗濯槽の洗浄をすると、カビやホコリが一気に取れることがあります。ゴミがたまりすぎると、これも排水不良の原因になりかねません。
それから「風呂水給水ホース」の内側にカビが生えていると、洗濯機にも再度カビが生えやすくなります。なので、給水ホースも洗浄するなら「N-W2」より容量の多い「N-W1」を用意しましょう。
ホース洗浄用に、コップに1杯分(200ml)くらいのクリーナーを予め取り分けないといけないので、容量の少ないN-W2では少し足りません。
予め取っておいたクリーナーとお湯をバケツに入れて、半日くらいホースを漬け置きします。後は、水道水で十分に洗ってください。すすぎが少ないと、洗濯物が漂白されてしまいます。
さてさて、カビ取りの目安が付いたところで「カビの予防」についても、少し触れておきたいと思います。普段からの工夫しだいで、カビとオサラバできますよ。
カビの予防は 洗い終わりで工夫する
カビの予防は「洗濯機の中を 常に乾燥させておくこと」に尽きます。そのためには、洗い終わりに「カビが生えやすい ドラムの裏側を乾燥させる工夫」が必要です。
効果的な方法としては ...
- 洗いだけで終わらず 乾燥まで使う
「洗い」だけではなく「洗いから乾燥」までのコースを使います。洗濯物を乾かせば、ドラムも同時に乾きますから。我が家はこのパターンがほとんどです。
- 送風機能を 活用する
洗濯物を乾かさない時は、槽(ドラム)送風機能を使います。例えばパナソニックの場合は「洗いだけのコース」が終わると、自動的に送風(ナノイー除菌機能付)が1時間続きます。この時の電気代は、たったの< 0.1円/1時間程度 >。使わない手は、ありませんよねぇ。
- 槽(ドラム)乾燥機能を使う
送風だけではなく、温風で洗濯槽を乾燥させます。そのため、乾燥時間は30分程度と短めです。電気代は< 7円/1回 >と少し高めですが、送風機能がない機種などはこれを使うしかありません。
以上の3つです。
こんなひと工夫で「カビの防止」ができますので、ぜひ明日からでもお試しください。
おさらいと まとめ
よく落ちる「カビ取りの方法」を、簡単にまとめておきます。
槽洗浄のコツは、次の3つでした。
- 専用の洗濯槽クリーナーを使う
- 洗浄時間は 半日程度かける
- 頑固なカビには お湯を入れる
取りきってしまえば、本当にスッキリします。
具体的な手順は次の通り。
- 排水フィルターの掃除
- 槽洗浄コースを選んでスタート
- 給水が始まったら 一時停止
- ドアを開けて お湯を入れる
- 洗濯槽クリーナーを 投入
- ドアを閉めて 再スタート
- 排水フィルターの掃除
お湯が、ここのポイントでした。
最後に、カビ取り前の注意点について。
- カビが多い時には 酸素系クリーナーを使わない
- まず 排水フィルターを掃除する
- 風風呂水ホースも洗う時は N-W1を使う
以上が、カビ取りの方法です。
カビは一度取りきってしまえば、後は楽になります。そして「カビ予防」のために、洗濯後の乾燥も工夫してみてください。
考えてみれば、ドラム式洗濯機は本当に便利です。縦型だった時は、部屋干しとか日常茶飯事でしたから。それがなくなっただけでも、ドラム式にして良かったと感じています。
ただ便利なものだけに、お手入れしておきたい場所も多くなっています。例えば、ドアの「パッキンカビ」などですね。
洗濯槽のカビを取りきっても「まだカビ臭い」などの症状があれば、他の場所が原因かもしれません。
お手入れの場所については、詳しい記事があります。ぜひ参考にしてください。