車用エアコンフィルターのおすすめ!現物比較とニーズ別イチオシ
車用エアコンフィルターの交換は、脱臭等の効果が高いメンテナンスです。ただ、その効果は「フィルターの性能」により効き目がグッと変わると言われています。
とはいえ実際に、
「自分のニーズにあった製品は どれなのか?」
と考えると、色々な疑問がでてくると思います。そして、年令を重ねると求めるものも変わります。過去の私もそうでした。
思い返して、その時々の「ニーズと疑問」を整理すると、
- 高性能なフィルターが欲しい
高性能だが高価格なフィルターは、値段相当の価値や効果があるのか? - 普通の性能で 信頼性の高いフィルターが欲しい
純正くらいの普通の性能で良いので、信頼性のあるフィルターはどれなのか? - 最低限の性能で 安いフィルターが欲しい
とにかく安いフィルターはどれなのか? 性能にはこだわらない。
こんなところです。
これらを最近の売れ筋商品に当てはめて「特徴や質」を比べてみました。もちろん、現物を購入しての比較です! 出費が痛いです(笑)。
その結果を踏まえたうえで、あなたのニーズにあった「おすすめのエアコンフィルター」を3つご紹介します。あわせて、あなたの愛車に「適合するフィルター」を、ネットで素早く見つける方法もご案内します。
おすすめのエアコンフィルターは3つ
実際にエアコンフィルターを手に取って比べると、意外と質感に違いがあるものです。単品だけを手にしても、おそらく違いは分かりません。
そんなこんなで、おすすめに私が選んだのは、
- ボッシュ(BOSCH)
- デンソー(DENSO)
- デザイアブルジャパン(Desirable)
この3つのメーカーが作っている商品です。
商品紹介とあわせて、その理由もあわせてご説明します。
高性能ならボッシュ(BOSCH)
高性能なフィルターを求めている方にイチオシなのは、ボッシュの「アエリスト・プレミアム(抗ウイルスタイプ)」です。今は我が家も、これを使っています。
メリットとデメリットを考えると、
- 作りが最高で高性能
- 値段が高い(3,000円程度)
こうなるでしょう。
実際に触ってみると、作りがしっかりしている感じが指先から伝わってきます。さすがに世界のボッシュです。
文章ではその感じが伝わりにくいので、少し実験してみました。
この写真は、エアコンフィルターに太陽の光を透かしているところです。左がボッシュ、右が純正品として多く採用されているデンソーです。
ボッシュは光が透けていませんが、デンソーは少し明るく透けています。もちろん色の違いもあると思いますが、間近で観察すると「フィルターの厚さ」がかなり影響しているように見えました。
「でもそんなに違うのかな?」 ..なんて思っているあなたのために、もう1つ。重さの違いを比較してみました
まず、デンソーから。
55グラム、こんなものでしょう。
それから、ボッシュ。
なんと、144グラム。「えっ、こんなに違うはずはないでしょ?」なんて思いながら、測り直しても同じ。よく見ると、山と谷の数がデンソーより多くなっています。つまり、フィルターの面積が多いということです。
「重ければ良い」ということでもありませんが、作りの違いが質量に現れているとも言えます。
そして気になるのが、お値段です。我が愛車の3代目プリウス用は、ネットで1個あたり2,000円代で買えました。街のカーショップだと、倍の値段はするかもしれません。やはりネットでの購入がお得です。
そうそう、その時には「2個購入で送料無料」の言葉に誘われて、さっそうと2個大人買い! いつもながら、楽天ショップの上手なビジネスにハマっています(笑)。
それから大切なのは、ボッシュのアエリストは「値段相当の価値があるのか?」という問題です。
これについては、私は「価値がある」と思っています。というのも、我が家では車内の臭いを少なからず解消できたからです。ただし、冷房を切って「送風だけにした時の匂い」までは完全に取りきれません。そんな使い方をしなければ、すこぶる快適です。
そして、ネットでの探し方はこちらです。
アエリストには3つのグレードがあります。
- 抗ウイルスタイプ(プレミアム)
- 抗菌・脱臭タイプ
- 高集塵タイプ
グレードが高い順なのですが、イチオシはもちろん今回紹介している「抗ウイルスタイプ(プレミアム)」です。
これをネットで探します。
- 抗ウイルスタイプを検索する
アマゾンと楽天の「検索結果へのリンク」です。これで大まかな価格帯が分かります。
⇒ Amazon アエリスト AP-
⇒ 楽天 アエリスト AP- - 適合品の品番を調べる
検索結果を愛車に合うフィルターに絞り込むため、適合する「アエリストの品番」を調べます。
⇒ ボッシュ 車種別適合品サーチ - 適合フィルターに絞り込み
調べたアエリストの品番を、検索窓の「AP-」の後に追加して再検索します。
例:3代目プリウスの場合(AP-T07)
⇒ Amazon アエリスト AP-T07
⇒ 楽天 アエリスト AP-T07
最後に、タイプと適合を再確認して下さい。
引き続き、2番めのオススメにいってみましょう。
信頼感ならデンソー(DENSO)
先程、ボッシュとの比較で出てきたデンソーですが、2つ目にはあえて「デンソーのエアコンフィルター」を押しておきます。
というのも、高性能にはこだわらないが「値段に応じた信頼性が欲しい」というニーズにピッタリだからです。私もボッシュの前は、長い間デンソーを使っていました。
デンソーのフィルターは、国産車の純正品として多く採用されています。あわせて日本企業ということもあり、その信頼感にはゆるぎがありません。
またその製品は、思いのほか広く提供されています。例えば、上の写真のエアコンフィルター。パッケージはオートバックスですが、実はデンソーが製造しています。つまりOEM製品ですね。
OEMとは、あるメーカーが「他社ブランドの製品」を製造し提供することです。この場合は、製造はデンソーが引受け、販売はオートバックスが担当するパターンです。
ちなみに私が通っているトヨタのディーラーでは、車検や点検時の整備品としてデンソー製のフィルターが使用されています。私が知る限りでは、ディーラーのほとんどがデンソーを多く採用しているようです。
ただ、あまりにも売れているために「面白みがない」という感じは否めません。信頼性は高いですが、ちょっと尖った商品を選びたい方には魅力が少ないとも言えます。
そのかわり、デンソーのフィルターを探すには苦労しません。ネットの検索でも、売れ筋がたくさん出てきます。
検索のコツは、先程のアエリストと同じです。
- デンソーのフィルターを検索する
アマゾンと楽天の「検索結果へのリンク」です。これで大まかな価格帯が分かります。
⇒ Amazon デンソー フィルター
⇒ 楽天 デンソー フィルター - 適合品の品番を調べる
検索結果を愛車に合うフィルターに絞り込むため、適合する「データーの品番」を調べます。
⇒ デンソー 適合品番検索データベース - 適合フィルターに絞り込み
調べたデーターの品番を、検索窓の「フィルター」の後に追加して再検索します。
例:3代目プリウスの場合(デンソー フィルター 014535-0910)
⇒ Amazon デンソー フィルター 014535-0910
⇒ 楽天 デンソー フィルター 014535-0910
最後に、タイプと適合を再確認して下さい。
さてさてもうひとつ、3番めのオススメにいってみましょう。
安さならデザイアブル(Desirable)
最後にオススメするのは「デザイアブルジャパン」のエアコンフィルターです。
ちなみに、上の写真は、私が若かりし頃に乗っていた日産ローレルです。ローンで買いました(懐かしい)。この頃はまだ20代なので、とにかく安いエアコンフィルターを探していました。いわゆる買っちゃった金欠病です(笑)。
時期的に私と同じ状況の方には、性能とか信頼性には目もくれず「ただただ安いもの」とうい選択もオススメです。高性能なフィルターは、将来のために取っておいても構いません。
ただし安かろう悪かろうでは困りますので、そんな時には売れている製品を選ぶのが良い選択です。それが、デザイアブルのフィルターです。
でも、なぜか楽天ではデザイアブルが出品されていません。なので、楽天では同じ理由で「VALFEE」をおすすめしておきます。
さて検索のコツですが、どちらも適合を調べるページが見当たらないため「車種や年式」で探します。
- デザイアブル製フィルターを検索する
⇒ Amazon Desirable フィルター
⇒ 楽天 VALFEE フィルター - 車種名で絞り込み
検索窓の「Desirable フィルター」の後に、車種名を追加して再検索します。
例:Desirable フィルター プリウス - 年式等の情報で探す
例:プリウス ZVW30 【09/04~】
最後に、タイプと適合を再確認して下さい。
さすがに売れている商品ということもあり、口コミを参照しても悪い評価はあまり見当たりません。
さいごに
私はすでに50代ですが、若かりし頃を思い出しながらおすすめのフィルターを選んでみました。振り返れば、時代とともに「ニーズや疑問」が変わってきたことが懐かしく思えます。
今ではフィルタリング性能の良さをしり「ボッシュ」に統一しています。ただ、それまで使ってきた「デンソー」や「売れている格安フィルター」にも悪い思い出はありません。おそらく、その時の私の「ニーズにあっているフィルター」を選んでいたのが良かったのだと思います。
ぜひあなたも、今のニーズに合った「フィルター選び」を楽しんでください。そして今回選んだイチオシフィルターが、少しでも参考になれば嬉しく思います。
※ 愛車のエアコンフィルターを自分で交換してみようと思っている方は、関連記事も参考にしてください。
- 交換時期について
メーカーの情報をもとに、交換の時期から掃除だけで済ます判断の仕方まで書いています。
- 交換方法について
我が家で実際に交換している様子を、動画や写真で詳しく説明しています。