短冊の処分の仕方!七夕が終わったら
子供たちが願いごとを書いた大切な短冊。七夕が終わったら「短冊の処分」はどうなさいますか?
- 可燃ごみに出す
現実的な選択です。その場合には、短冊を「白い紙に包んでから処分」すると良いようです。
- 神社に奉納する
近くに処分してもらえる神社があれば、夢があって良い方法です。
でも、近くにお願いできる神社がない。とはいえ、ゴミに出すのは気が引ける。そんな時には、良い処分の仕方があります。早速、その方法を見ていきましょう。
郵送で処分をお願いする

岡山県にある星尾神社では、郵送で「短冊の祈願と処分」を受け付けてもらえます。もちろん、全国のどこからでもOKです。
送った短冊は どうなるの?
全国から集った短冊は、岡山の美星(びせい)町にある「星尾神社の七夕祈願祭」にて奉納されます。
奉納された短冊は、祈願祭・お焚き上げ神事にて「祈願と処分」をしていただけるのです。
今までお世話になった短冊などを「感謝の気持ちを込めて燃やすこと」です。そうすれば、それらを「天に返すことができる」と言われています。
お焚き上げの例はこちらをご覧ください。
子供たちの願いが叶うようにと、神社で祈願してもらえるなんて嬉しいですね。なんだか願いごとが叶いそうです。
短冊の郵送
下記の祈願祭までに、余裕をもって郵送してください。
- 2019年8月7日(土)13:00〜
郵送先の住所は星尾神社ではありませんのでご注意ください。詳細はホームページで確認をお願いします。予定が変更になるかもしれません。
でも、どうして「短冊の処分」受け付けてくれるのか? それは美星町の星空や、星尾神社の歴史に秘密がありそうです。大切な短冊を預けるわけですから、その理由を子供たちにも伝えてあげたいですよね。引き続き見ていきましょう。
美星町は「日本3選星名所」のひとつ
「願いかなう町 美星」 これが、美星町のキャッチフレーズです。この言葉の通り、星空が素晴らしく綺麗だそうです。
そのため、美星天文台での星空観測が人気です。国内最大規模の公開天文台ですので、ぜひ利用してみたいですね。
そして、その美しさから「日本3選星名所」として認定されています。ちなみに、3つの星名所とは次の3ヶ所です。
- 井原市星空公園(美星町)
- 長野県国立天文台野辺山
- 沖縄県石垣島天文台
天気が良ければ、「天の川」が空いっぱいに広がることでしょう。もしかしたら、織姫さまと彦星さまが天の川を渡る姿を見ることができるかもしれません。
実際に、毎年の七夕イベントとして「織姫星・彦星を見る会」が行われています。お近くの方は、お子さんを連れて出かけてみてはいかがでしょうか。きっと夢が叶いますよ。
星尾神社は 伝説の場所

また星尾神社には、有名な伝説があります。
その昔、星が3つに割れて落ちました。その星のかけらが落ちた場所に、それぞれ神社が作られました。
その神社とは、次の3つです。
- 星尾神社
- 明神社
- 高星神社
この3つの神社は、落ちてきた「星のかけら」がご神体だそうです。そして、この3つの神社を参拝すると願いが叶うと言われていて「星尾降神伝説」と呼ばれています。
こんな「すてきな伝説」があるところなんですね。まさに七夕にピッタリです。
星尾神社では今でも「七夕祈願祭」が行われています。きっと、こんな伝説を大切に思うきれいな心を持った方が多いからなんでしょう。私もいつか、満天に輝く美星の星空を眺めて心を洗ってみたいものです。