ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナー!おすすめの定番商品とその秘密

2016年8月10日

「ドラム式の洗濯槽クリーナー」って、どれを買ったら良いのか迷いませんか? 最近は新商品が目白押しで、選ぶのに迷ってしまいますよね。

ネットのコメントを見てみても「あれは良い」やら「これはダメ」やらと、口コミがひしめきあっています。

パナソニックのドラム式洗濯機

我が家も、ドラム式洗濯機を使い始めて約3年半。クリーナー選びでは、ずいぶん苦労しました。当時は目新しい製品に手を出して、失敗することもありましたから。ただ嬉しいことに、最近はそれもなくなりました。

と言うのも「定番の洗濯槽クリーナーなら間違いない」ということが、今までの経験から分かってきたからです。

では「洗濯槽クリーナーの定番」とはどんな商品なのか。また選ばれる理由には、なにか秘密があるのか?

これは知る人ぞ知る情報ですが、内緒にしておくのはもったいない ..と言うことで、洗いざらい書くことにします(笑)。

特に「初めて洗濯槽の洗浄をする」時には、今からご紹介するクリーナーがおすすめです。だって定番の商品には、定番と認められてきた「それなりの理由」というものがありますから。

おすすめの定番洗濯槽クリーナー

ドラム式洗濯機にお湯を入れたところ

ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナーなら、おすすめは次の通り。これらが定番の商品です。

  • パナソニックN-W1A
  • 東芝 T-W1A
  • 日立 SK-1500

すべて、それぞれの洗濯機メーカーが推奨している洗浄剤です。ひとつひとつ、商品を見てみます。

まずは、パナソニック。2020年05月発売の新パッケージです。

パナソニックエイジフリーライフテック
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中身の成分や量は以前のもの(N-W1)と同じです。パナのサポートセンターに確認しました。

続いて、東芝。

東芝
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2021年10月発売の新パッケージです。これも、中身の成分や量は以前のもの(T-W1)と同じです。

最後に、日立。

日立(HITACHI)
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2021年6月発売の新パッケージです。これまた、中身の成分や量は以前のもの(SK-1)と同じです。

一世代前の外見は3つとも地味〜な感じでしたが、今はすべてスキッとしたパッケージに変わっています。もちろん、どれも優秀な定番商品です。なので、この中から「ご家庭の洗濯機と同じメーカーの商品をお選びください」と言いたいところですが ...

実はこの3つ、どれでも中身は同じなんです!

あっ、さっそく秘密を暴露しちゃいまいました(そんなオオゲサなことでもない^^;)。

頑張るドラム式洗濯機

と言うのも、これらの商品はすべて「ユシロ化学工業」という会社が作っているから。それをパナソニックや東芝、それから日立やシャープなどが自社商品として販売しているので中身も同じなんです。もちろん、洗浄力や洗剤の容量も同じです。

ユシロ化学工業は「工場の洗浄剤や油」などの業務用製品を作っている上場企業(東証1部)。いわばその道のプロなので、製品の信頼性も抜群です。

どうりで「パッケージも似たような感じ」で、それぞれに「全メーカーの洗濯機で使用可」と表示されている訳です。なので、これらの商品であればメーカーにこだわる必要はありません。

もっとも、クリーナーの洗浄力はお墨付きですよ。あわせて「各メーカーが推奨」しているだけあって、安心感もあります。

ではなぜ、これらの商品がおすすめなのか? そこのところを、もう少し詳しく見ていきましょう。

定番商品がおすすめの理由

先程ご紹介した定番商品が、おすすめの理由は次の通りです。

  1. 高い濃度で洗うので 洗浄力が高い
  2. カビを溶かすので トラブルが少ない
  3. 防サビ剤入りなので 安心して使える

順に説明していきます。

高い濃度で洗うので 洗浄力が高い

おすすめしている定番商品は、市販されている「安価な商品」と比べて容量が多いのが特徴です。先程の3商品はすべて<1,500ml>ですが、安価なものは<500ml程度>と少ないものがほとんどです。

洗濯槽を洗う時には「1本すべてを使いきるのが基本」ですから、容量が多い方が「洗剤の濃度」が高くなります。なので洗浄力も高くなり、カビや汚れがよく取れるという訳です。

カビを溶かすので トラブルが少ない

そしてこれらが、塩素系なのも見逃してはいけません。先程の「洗浄力の高さ」と相まって、カビを溶かしてしまうんですね。酸素系のクリーナーが、カビをはがして取るのとは対照的です。

ドラム式洗濯機のカビ取り中にゴミを取っているところ
洗濯槽に浮いたカビ

ドラム式洗濯機では、カビをはがして取るとあまり良くありません。カビをすくう手間が増えるだけなら良いのですが、心配なのは故障です。

カビのカスが洗濯機内部の部品に張り付いて、トラブルの原因になることもあるようですから。

あわせて「はがれたカビで 排水口が詰まらないかな?」なんて、心配ごともでてきます。

カビ取りの方法

カビ取りの方法については、別に詳しい記事があります。お困りなら、ぜひご覧ください。少し工夫するだけで、すごく落ちますよ。

防サビ剤入りなので 安心して使える

さらにこれらは、「防サビ剤入り」なので安心して使えます。

ドラムのサビについて

ドラム式洗濯機のドラムは、そのほとんどがステンレス製です。「ステンレスなので サビないのでは?」と思われるかもしれませんが「ステンレスは まったくサビない」ということではありません

クリーナーの中には「ステンレス槽でも使えます」と表示されていたりするのは、このためです

ただ、防サビについては他の商品でも対応しているものが多くなっています。例えば、ジョンソンのカビキラーでは、

ジョンソン製の洗濯槽カビキラーにある防サビ剤の表示
ジョンソン製にある防サビ剤の表示

しっかりと「防サビ剤配合」と表示されています。カビや汚れが軽い時には「こんな選択もありかな?」と思って、我が家でもたまに使っています。もっとも「カビの予防」としての意味合いが強いですが。

さて、ここまで「定番の洗濯槽クリーナー」について見てきましたが、新製品にも目を配らないといけません。という訳で、先日Amazonをサクサク検索していたら、ありましたっ。

ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナーNW2(パナソニック製)
ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナーNW2(パナソニック製)

パナソニックの「ドラム式専用クリーナー N-W2」です。新たにドラム式専用となって、商品名もN-W1からN-W2に変わっているではないですか!(ちなみにN-W1は、ドラム式専用ではありません。)

「ふっふっふっ 型番の数字も2倍なだけに 洗浄力もきっと2倍に違いない」..とか妄想をしまくりながら調べてみました。

N-W1 と N-W2 ならどっちがいい?

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機

ここで、残念なお知らせです(でもないか)。結局、N-W2の中身もN-W1と同じでした。

ネットで調べても分からないので、直接パナソニックさんに問い合わせたところ ...

私:パナソニックさんのドラム式洗濯機を使っているのですが、N-W1とN-W2のどちらが良いですか?

お姉さん:ドラム式でしたら、N-W2です。ただ中身は一緒です(キッパリ)!

私:■×○▲※△?????

私:では、パナソニックさんのホームページに「風呂水給水ホースも洗う場合は N-W1を使用して下さい」と書いてあるのはなぜですか?

お姉さん:しばらくお待ち下さい ...(まだまだ続く)

などなど、しばらくやり取りをしました。

そして分かったことを、整理してみます。

  • N-W2は N-W1と成分は同じ
  • N-W2の容量は N-W1の半分
  • 洗濯槽だけの洗浄なら N-W2で良い
  • 風呂水給水ホースも洗うなら N-W1
ドラム式洗濯機専用の洗濯槽クリーナーN-W2

ザックリ言うと「新商品のN-W2」は、N-W1の容量を半分にして価格を下げた商品と言うことでした。

つまりメーカーとしては、ドラム式だと「N-W2の少ない容量」でも問題ないと判断しているようです。もともとドラム式は洗濯槽に溜まる水の量が少なく、それでも濃度が保てるからでしょう。

洗濯槽クリーナー N-W1A

ただし、風呂水給水ホースも洗う場合には「容量が多いN-W1」を選びましょう(ホースの内側にもカビが発生します)。

なぜなら、給水ホースを洗うクリーナー(200ml)を取り分けてしまうと、その分洗濯槽に入れるクリーナーの量が少なくなってしまいます。つまり「容量が少ないN-W2」だと、濃度不足になって洗浄力が落ちてしまうと言う訳です。

あ〜、これでやっと理解ができました。テキパキと電話で答えていただいたパナソニックのお姉さん、ありがとうございました。

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おさらいと まとめ

定番の洗濯槽クリーナーについて、もう一度まとめておきます。

  • パナ・東芝・日立の クリーナーの中身は同じ
  • 高い濃度で洗うので 洗浄力が高い
  • カビを溶かすので トラブルが少ない
  • 防サビ剤入りなので 安心して使える

汚れがひどい時には、特に定番商品がおすすめです。

それから、N-W1AとN-W2の違いについて。

  • N-W2の容量は N-W1の半分
  • 洗濯槽だけの洗浄なら N-W2で良い
  • 風呂水給水ホースも洗うなら N-W1

価格は、N-W2の方が少し安価です。

NW2は実際に買ってみると思っていたよりも小さいのですが、洗浄力は桁違いに強力でした。

パナソニック(Panasonic)
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そして、容量が多いNW1Aがこちらです。

パナソニックエイジフリーライフテック
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最後に、パナソニックのお姉さんからの情報を少しだけ。

クリーナーは1回で使い切ること

私:「容量が多いN-W1なら 半分ずつ使えば2回使えますよねっ!」と聞いたところ ...

お姉さん:「必ず1回で使いきって下さい!(またもキッパリ)」

どうやら、クリーナーを長期間保管していると洗浄力が落ちてしまうようです。良いアイデアと思ったのに ..残念でした。それなら今度は、実家の洗濯機も一緒にカビ取りしてみようかな。それなら2回使えますしね。

最期までありがとうございました洗濯槽クリーナーを選ぶ時の参考になれば嬉しく思います。


ドラム式洗濯機の記事は、他にもあります。例えば、洗濯槽クリーナーで掃除した後は、できるだけ綺麗に保ちたいものです。それには「ドラム式洗濯機の掃除の基本」がとても大切です。

「あっ!と驚いたハプニング映像」もありますので、ぜひ見ていってください。

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2016年8月10日洗濯機