洗濯機のドラム式と縦型どっちがいい?買い換えて比べてみたっ!

2015年1月22日

我が家では、洗濯機を3年くらい前に「縦型」から「ドラム式」に買い換えました。そのキッカケになったのは、子供のクラブ活動からの卒業です。

それがどうして、キッカケになるのかって? だって、洗濯物の汚れ方が全然変わりますから。でも本当は、ちょっとだけフライングして、クラブをやめる前にドラム式に替えてしまいました。

そうしたら、これがもう大変っ!

ドラム式と縦型では「汚れの落ち方」が違うんですね。あらかじめ分かっていれば、フライングすることもなかったのですけれど。その代わりと言ってはなんですが、それぞれの「良いところと 悪いところ」を身をもって経験することができました。

そんな我が家の経験から、今回は「洗濯機のドラム式と縦型は どっちがいいのか?」をしっかりとまとめまてみました。

比べてほしいところ

洗濯機はドラム式か縦型か

まず始めに、ドラム式と縦型の「比べて欲しいところ」はどこなのか? そして「どっちがいいのか?」を比較してみます。

比べるとこドラム式縦型
洗う力 皮脂★★★★★★★★☆☆
洗う力 泥汚れ★★★☆☆★★★★★
乾燥力★★★★★★☆☆☆☆

注目は、汚れの種類で洗う力が違うところ!

  • ドラム式・・・皮脂汚れなどが得意
  • 縦型・・・・・泥汚れなどが得意

ドラム式は泥んこ汚れが苦手なんです。そのため手作業で予備洗いをするはめに。これが、大変なんですね。

ではなぜ「ドラム式」と「縦型」では、こんなに違うのか? 大事なところですので、サクッとやっつけてしまいましょう。それから、気になる「乾燥力」についても見ていきます!

洗浄力の違い

ドラム式と縦型では、「洗う力」や「乾燥力」が違います。その理由をはっきりさせれば、スッキリ選べます。ここ、試験に出ますよっ(^O^)/

  • ドラム式は 上げて落として「たたき洗い」
ドラム式洗濯機のたたき洗い

ドラム式洗濯機の基本は、たたき洗い。なので、洗濯物が全部水に浸かる必要はありません。なので、使う水は少しでいいんですね。

使う水が少しでいいから、「洗剤の割合」を濃く出来ます。つまり皮脂汚れなんかがよく落ちます。ワイシャツの襟とかも皮脂汚れなので、部分用ハイターを塗る回数も減ったりします。

  • 縦型は 水の渦で「もみ洗い」
縦型洗濯機の洗い方

縦型洗濯機の基本は、もみ洗い。たくさんの水の渦で、洗濯物同士がこすれあって、泥んこ汚れなんかがよく落ちます。

これって「泥んこっ子」がいると、とっても大事ですよね。ただし、洗濯物の「絡み」や「生地の痛み」は、ドラム式よりやや多いように感じます。

我が家で 泥の落ち方を比べてみたっ!
  • ドラム式は 60点 (^^;)
    手洗いを100点とすれば、60点くらいでしょうか。特に「汚れがひどい靴下」なんかは、まず落ちません。手洗いの回数が倍くらいになってしまいます(T_T)

    ただっ、1回あたりの「手洗いの手間」を軽くすれば、頻度が多くなっても苦になりません。縦型でも、手洗いが必要ない訳ではありませんから。
  • 縦型は 80点 \(^o^)/
    縦型については、みなさんご存じの通りです。(80点は、ちょっと付け過ぎかな?)そうは言っても、やはり手洗いは必要です。ただ手洗いを「するかしないかの境目」が、2〜3割くらい違う感覚です。つまり、少なくて済みます。

    それから、縦型は「黒ずみが少ない」のも良いところですね。ドラム式は節水タイプが多いので、汚れが多い洗濯物は黒ずみやすくなります。

    その理由は、たくさんの水を使うから。落ちた汚れが、洗濯物に戻りにくい訳です。水道代は少し高くなりますが、そんなメリットも縦型にはあります。

そこで我が家では「ウタマロ石鹸」なるもので、泥汚れをやっつけています。参考になる動画はこちら。

話はそれますが、この石鹸よく落ちます。そして安い。ネットでは1個100円ちょっとですので、ドラム式を選ばれるなら試されてみてもいいと思います。

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乾燥力 の違い

  • ドラム式の 最大の魅力は「乾燥機能」
    最近のドラム式は「大変良く出来ましたっ!」て、言いたくなるほど良く乾きます。

    洗濯物を、ドラムの中で「持ち上げて落とす」。この落ちる時に温風を当てて、水分を飛ばしながら乾燥させているんですね。縦型では逆立ちしても、こんなことはできません。コインランドリーの乾燥機が、ドラム式なのもうなずけます。

    またドラム式の中でも、乾燥する回数が多いなら電気代が安い「ヒートポンプ式」がおすすめです。対して「ヒーター式」は、電気代が高くなります。
ヒートポンプとヒーターの違い

室内の暖房に例えると、ヒートポンプ式は「エアコン」。ヒーター式は「電気ストーブ」のようなイメージです。電気代が安いのは、エアコン(ヒートポンプ式)です。

ドラム式洗濯機のヒートポンプ式とヒーター式

洗濯機自体の、お値段は高くなります。ですが、毎日のように乾かすなら、明日から「旦那様のお小遣い」を減らしてでもヒートポンプです(笑)。

  • 縦型の乾燥機能は「おまけ程度」
    「縦型洗濯機の乾燥機能」は、構造上おまけ程度です。縦型は、まずヒーター式です。なので、電気代も高いですね。大きなドライヤーで、乾かすイメージです。

    縦型にまかせると「初めてのお使い」くらい心配になりますので、おすすめできません。
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ここも押さえて!

その他にも「押さえておきたいところ」があります。

押さえるとこドラム式縦型
お手入れ★★☆☆☆★★★★☆
静かさ★☆☆☆☆★★★★★
節水★★★★★★☆☆☆☆
価格★★☆☆☆★★★★★
  • 「お手入れ」は 縦型
    ドラム式で乾燥させると、フィルターの「ホコリ掃除」を毎回しなければいけません。でも、これって「乾燥機能の超便利さ」からみると、私的には気になりません。ただ、お手入れをサボるとトラブルの元です。
乾燥のトラブルについて

ドラム式洗濯機のトラブルは「乾燥フィルターの目詰り」が原因で良く起こります。

ただ対処の仕方が分かっていれば、ご家庭でも解決できます。我が家の事例はこちら。

  • 「静かさ」は 縦型
    ドラム式は「ドラムが縦に回る」ので、どうしても振動が大きくなります。特に脱水が始まる時には、ガタガタっとした揺れがひどいですね。ナイトモードを使うと「2~3割は静か」になります。我が家のように集合住宅なんかでは、気を使わなければいけませんから。

    ただこれは、洗濯物の量でかなり変わります。洗うものが少ないと、音も小さいので夜でも回せるレベルです。
  • 「節水」は ドラム式
    ドラム式の水道代は、縦型のザックリ半分以下です。洗濯の回数が多い時には、気分的に楽です。

    例えば、お風呂の残り湯を使うとします。洗い用の水を5〜6回ポンプで汲み上げても、まだ無くならないくらいです。(すすぎでは、残り湯は使えませんので。)
  • 「価格」は 縦型
    価格については、まったく相手になりません。「ドラム式の売れ筋」のものは、縦型が何台も買えてしまいます。

どっちがいい?の まとめ

分かった顔

おさらいです。洗浄力については「泥汚れなら縦型」「皮脂汚れならドラム式」が良く落ちます。

乾燥機能については、どんなに転んでも「ドラム式が優秀」です。そして「電気代ではヒートポンプ」の方が省エネです。

その他にも、比べるところが多くて「どっちがいいのか 分からなくなってしまう」と思います。実際に、私もそうでした^^

そんな時には ...

「なにを1番に 解決したいか?」を考えるとスッキリします。

私が判断するとしたら、やはり「洗浄力」に注目します。

  • 毎日が泥汚れ ・・・・ 縦型
  • 週2程度の泥汚れ ・・ ドラム式

ざっくり、こんな感じで決めちゃいます。

個人的には、「縦型は泥汚れがよく落ちる」のが魅力ですけど、「ドラム式の乾燥は超便利」でやめられません。

ちょっと おまけ

ドラム式洗濯機は、泥んこ汚れが落ちないわけではありません。時間が許せば、なんとかなります。

ガンコ汚れの「まめ知識」

泥んこ汚れが落ちなくて「やっぱり 縦型にするべきだったな〜」と反省していたところ ...説明書に「パワフルモードなるものがある」って書いてあるじゃないですか!(説明書は、ちゃんと読みましょう)。

  • パワフルモードについて
ドラム式洗濯機のパワフルコース

このモードは、2倍の濃さの洗剤で「時間を掛けて予備洗い」をしてくれます。なので「泥んこ汚れ」でも、そこそこ落としてくれます。

洗濯の時間は長くなりますが、このモードがあって助かりました。世の中、思っているより進んでいます。

ただ、ドラム式のパワフルモードは、洗濯の時間がかなり長くなります。なので、短い時間で済ませたい場合は、縦型にはかないません。

最後に「5~6年後の生活の変化」を想像してみましょう。

我が家のように、子供がクラブをやめて「泥んこ汚れがない日」が来るかもしれません。逆に、お子さんがもう一人増えて、洗濯物がもっと増えているかもしれません。

そんなことを考えながら、洗濯機を選ぶのも楽しいですよ(笑)。

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2015年1月22日洗濯機